2010年4月20日火曜日

英BEAT屈指のヴォーカリストと言えば

博文堂書店木更津店 しばた







スペンサー・デイヴィス・グループ
「ゼア・ファースト」
LP+9 UICY-93686

毎回、2箇所のCD棚の各段から一枚ずつ紹介している本欄ですが、先々週に引き続き、BRITISH BEATです。上から2段目も、BEATゾーンなのでした。

今回は1965年に発表されたSPENCER DAVIS GROUPの1STを紹介します。
50~60年代SOUL、R&Bを研究した黒いサウンドが身上。

この1STでは、自作曲も少ないのですがその分、
彼らの資質が、ストレートに現れている点が魅力的。
グループ名通り、リーダーはスペンサー・デイヴィス
(リード・ヴォーカル兼リード・ギター兼オルガン、ピアノ)です。
多くの曲でサビに入ると絡むセカンド・ヴォーカル、
その若さ溢れるソウルフルな歌声で主役交代です。
当時16才のスティーヴ・ウィンウッドこそが真の主役。
(BRITISH BEATとなるとやはり)BAWDIESが好きな方は是非。
どっぷりと、はまっていただきたいグループです。

3RDまでは4月2日にまとめて再発(SHM紙ジャケ)されていますので、
今すぐお店へ急ぎましょう。
余談ですが、スペンサー・デイヴィスも粋なピアノを聴かせてくれています。

2010年4月12日月曜日

奇跡。ウィンドが国内盤で復刻。

博文堂書店木更津店 しばた















ウインド
「モーニング」
SICP-2591 

2月24日にリリースされた
ソニー・ユーロ・ロック・シリーズの一枚。
BMGがソニーと合併した為に、
企画が引き継がれた訳ですが、
ソニーからマニアックなユーロ・ロックが
リリースされる様は快挙です。
 
さて、本作ですが、
1972年に発表されたドイツのロック・バンド、
ウィンドの2NDです。

1STではこれぞ70年代ジャーマンHRの典型とのいうべき、
ダークなオルガン・ヘヴィ・サウンドを聴かせてくれたのですが、
一転、本作ではメロトロン全開、
クリムゾン系プログレッシヴ・ロックに方向転換しています。
ジャケットからも伝わる陽気でメルヘンチックな雰囲気は、
ダークでドロドロしたものが多い、]
この時期のドイツ物では珍しいです。
1STの名残が残るHR曲⑥「Puppet Master」は
メロトロンの煌びやかな間奏部と、
ヘヴィなHRパートが交互に展開する面白い曲。

初回限定だけにお早めの入手をおすすめします。

2010年4月5日月曜日

時代とレーベルに振り回されたグループ

博文堂書店木更津店 しばた








エイメン・コーナー
「フェアウェル・トゥ・ザ・リアル・マグニフィセント・セヴン+8」
VICP-70114

1969年発表2NDアルバム。
AMEN CORNERは、
アンディ・フェアウェザー・ロウを中心に結成された
BRITISH BEAT GROUP。
当時はアイドル扱いされていたようですが、
ソウルフルなヴォーカルが映える
R&Bナンバーを得意とする実力派です。

本作はDERAMからIMMEIDATEへと移籍した後に発表されており、
1969年というサイケPOP全盛期に発表されたこともあり、
非常にサウンド・エフェクトが厚いのが特徴です。
泥臭さを魅力としていたAMEN CORNERでさえ、
マジカル・ポップに仕上げてしまうIMMEDIATEの影響力の凄さを感じると共に、
滲み出るソウルフルな魅力とのアンバランスが楽しめるポイントです。
夢見心地な「THE WEIGHT」(THE BANDのカバー)も面白いですよ。

AMEN CORNERは、もう一枚ライブ盤をリリースして解散。
(よりソウル色が強いDERAMからリリースされた1STは
4/2に紙ジャケが再プレスされます。要チェック→UICY-94021)
アンディ・フェアウェザー・ロウは、この後Fair Weatherを結成。
NEONより唯一のアルバムをリリースしています。